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ああ自粛~!
アマビエ様は、心ちゃんをもとの時代にもどした後、ある『自粛』している家の様子が目に入った。
<(_ _)>『アマビエ様と心ちゃん』を良かったら先に読んでみてください。
アマビエ様は、スルッと家のかべをすり抜けて家の中に入っていった 。
すると女の人がさけんでいるこえがいきなり耳にはいってきた。
「あなたって人は、本当にもう、私がどんなに大変な気持ちで色んなことをこなしているかわからないのね!」
するとすぐ男の人のこえがおおいかぶさるようにきこえてきた。
「・・息抜きとして、スマホをしているだけだよ・・」
夫婦喧嘩中?に入り込んでしまったようだ。
言い争って2人に気をとられて、気がつかたなかったが、少しはなれたところに女の子がふたり、おびえながらそんなパパと、ママをみていた。
その子たちから二人は、家で『テレワーク』をするようになってから、だんだ2人が口げんかをするようになったと、涙をうかべながら言った。
アマビエ様は、心ちゃんならパパとママがいっしょに家で仕事ができるなんて、すてきなことなのにと思うだろうけど・・どうしてこの家のパパとママはケンカになるんだろう?と思った。
「私たちいつもは、保育園にいっているの、でも保育士さんがコロナにうつってしまってからお休になって今は家にいるの」
はじめは、姉のあやちゃが話します。
次は、妹のゆきちゃんです。
2人が、交互に状況を話しだした。
「それからパパもママもずっと家にいてくれるんだけど・・ママは、家にいるけど、仕事は『リモート」でしているの」
「パパも、私たちといっしょに『ママ、お昼~』ていうようになってからかな?」
あやちゃんは、ゆきちゃんに確認するようにみた。
「ママは、少しはパパも手伝ってよって言うの」
「パパは、パパでようやくしごとが終わったんだから、少しスマホしてるだけだよって・・」姉妹がアマビエ様の説明していると、パパの声が部屋の奥からきこえてきた。
「ママも気ばらしにスマホしたらいいじゃないか」すると姉妹は、二人同時に耳をふさいだ。
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