ママの怒り!

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ママの怒り!

「私も『テレワークで』で仕事をしているの! これから、皆のご飯を作くります! しごとが終われば、洗濯物をします! 私はいつ、生き抜きすることができるというのよ!」 ママの、悲鳴のような声がきこえてきた。 「・・ご飯は、たまには、『デリバリー』もいいんじゃないかな・・」 パパは、ママのきげんがおさまるようにと、身振り手振りで一生懸命に話した。 「デリバリーサービスをこうも頻繁に頼むと、お金がいくらあってもたりません! それに娘たちの栄養バランスはどうなるのよ! あと洗濯は?たまには、あなたがしてくれるの?」 ママの声はさらにボリュームがあがった。「洗濯は・・仕事から帰ってきてからとか・・あと土日まとめてとか、ささっとママが今までやってきていたじゃないか・・」 パパはオロオロしながらいった。 「どうしてそんなにプリプリしているんだよ・・ほら、子ども達がおびえているじゃないか・・」  ママは、『ガクン』と肩を落とし、『プイッ』と後ろを向いて奥の部屋へと消えていってしまった。しばらくして、パパのスマホが鳴り、グッと目に近づけたパパは、あわててママの消えた部屋へとかけていきながらいった。 「ママァ~! それだけは、考えなおしてごめん~」
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