夏休みはあっという間

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田辺side 美和さんの突然のバイトの誘いのおかげで 夏休みが終わる前にイチャイチャチャンスタイムが突如到来した 交通費、ホテル代はバイト先が負担してくれるからタダ バイトは簡単な仕事内容だし、10時から16時までだけど休憩入れたら働くのは実質5時間くらいだし なのに日給6000円くれる上に、美和さんが店長に掛け合ってくれて3日間分のアルバイト代を先にくれた。 だから東京に来ても普段バイトをしてないからお金のない俺たちでも美味しいものを食べるお金も遊ぶお金もある。 最高だ。ありがとう美和さん。 店長は美和さんのセフレらしいから美和さんも今回は邪魔してこなさそうだし、おかげで俺たちは楽しく過ごせそうだ。 「りゅう、ラーメン美味しい?」 「うん。聡は?スープカレーうまい?」 「うん、初めて食べたけどめちゃくちゃうまい!」 「へー、明日の昼それにするかな」 「ねぇ、りゅう。バイトの後どうする?」 「え?」 「バイト16時あがりだろ?店長と美和さんは18時頃まで仕事みたいだけど、俺らだけ先に上がっていいみたいだからさ、バイトの後の予定はどうするかなって」 そう聞くと隆太は俺から目を逸らして ラーメンを黙々と食べ始めた 「りゅうはどこか行きたいとこある?」 ラーメンを食べながら隆太が首を左右に振る 「食べに行きたい店とかは?」 リスのように口の中にラーメンを溜めたまま隆太が首を左右に振る 「俺としてはここで色々食べるもの買って、真っ直ぐホテル戻ってゆっくり過ごしたいって思ってたけど・・・・せっかく東京きたから隆太はそれじゃ嫌かなって思って・・・」 隆太の首が折れるんじゃないかってくらいぶんぶん左右に振られる 「バイト終わったら、ホテルでゆっくり過ごそっか」 俺がそう言うと、あんなに左右に降っていた首は大人しくなり、 隆太はお茶を1口飲んだ後、黙ったまま首を縦に振った
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