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ジュージュー
「聡くんはりゅうと長い付き合いなのかい?」
「ふぁい。もぐもぐ、中学生かられふ、もぐもぐ」
ジュージュー
「お!食べっぷりがいいなあ!肉は頼めば沢山あるから遠慮なくたべなさい!」
「ありがとうございまふ、もぐもぐ」
ジュージュー
「りゅうももっと食べろ食べろ!カルビ追加しようか、な?な?」
「まだ、沢山残ってるからまだ頼まなくていいよー」
ジュージュー
「りゅう!沢山食べないと聡くんみたいに逞しくなれないぞ?」
「別にいいよ」
「すいませーん!烏龍茶と、ジンジャエールください。あと・・ビビンバ食べるか?あ、冷麺にするか?!よし、両方頼んじゃおう!」
◇
「聡・・・なんか叔父さんがごめん」
「なんであやまんの?逆に高級焼肉俺まで奢ってもらっちゃってなんかこちらこそごめんだけど」
「たかのり叔父さんさ、いい人なんだけどあんま空気読めないんだよね。今日は嬉しそうではしゃいで聡にめっちゃ話しかけてたから合わせるの疲れただろ?」
「そんな事ないよ?叔父さん凄く楽しくていい人だったし。なによりりゅうのこと凄く大好きなんだなって伝わった」
「叔父さんさ、なんでか分からないけど昔から俺を凄く気にかけてくれるんだよね。姪っ子甥っ子は他にもいるし、その中で一番無愛想で可愛くないはずなのに」
「叔父さんの気持ちわかるよ俺」
「え?」
「りゅうには不思議な魅力があるんだよ。なんだろ・・・上手く言えないけど、ほっとけないっていうか、なんか構いたくなるって言うか」
「可愛くないのに?」
「可愛いよ」
「可愛くねーだろ」
「そういうとこが可愛いの」
「・・・・叔父さんも聡も変わり者だな」
「そうかもね笑」
俺たちはその日はおなかいっぱいになってホテルに21時頃帰宅し
お風呂に入ったら眠たくなってきたから明日もバイトがあるからと早々に眠りについた
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