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「どうなのよ」
3日目の朝、開店準備をしながら美和が小声で話しかけてきた。
「何が」
「何がって、夜の話よ」
「・・・夜は飯食って寝たけど」
「なんでよ!」
「なにがだよ」
「あんた達何のために東京来たのよ!」
「バイトだよ」
「違うでしょ?!セックスしに来たんでしょ?!」
「み、美和!ばか!声大きい!」
「開店前の準備でみんなそれどころじゃないわよ。いい?今日こそはバイト終わったら満喫しなさいよ」
「分かったよ・・・」
「明日どうだったか聞くからね」
「言わねぇよ」
3日目は最終日ってこともありすごい人だった。
大盛況で昨日までは16時頃はそんなにいなかったのに16時が過ぎても混雑していた
「りゅう、この混み方ヤバくない?店長と美和さんだけで大丈夫なのかな」
「だよな。。もう少し手伝ったほうがいいか聞いてみる」
「店長、16時ですけどもう少し俺たちいますか?忙しそうだし。」
「あっ、りゅうくん!いいの?助かるからお願いしようか─────」
「隆太!だめ!帰んな!」
「へ?美和?」
「ほら店長、私と2人で頑張りますよ!」
「あ、うん。2人とも帰って大丈夫だよ!ありがとう!」
「あ、はい」
「どうだった?」
「帰っていいって」
「そっか。じゃあ帰ろうか。」
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