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「お前が言ってたろ!!」 鷺坂は目を丸くして俺を見ていた 「お前がそう言ってた 俺が寝てる時に、電話でそう話してた そのあとすぐお前は帰った!!」 「あ……え?あのとき起きてたの?」 「俺の事嫌いなくせに!! そうやって思わせぶりなことばっかするなよ! 振り回すなよ!!」 もう自分でも何を言ってるかわかってなかった それくらい感情がグチャグチャだった 「もう忘れたいんだよ」 「…」 「お前といると胸が苦しくなる……ッ なんで俺が!! こんなに…………ッもういいだろ」
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