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愛しの勝哉さんが女性になってしまった……
取り敢えず勝哉さんに留守番をお願いし、女性物の衣類を買いに行った私
色々買い物を済ませ、帰ったのは夕方……
「あ?パンツは?ブラジャーは?」
「すいません、それだけは本当に無理でした。このサラシを胸に巻いて下さい。下は隠れるのでそのまま男性の物でも大丈夫でしょう」
スカートは買わなかった
何故なら勝哉さんは股を閉じるという事は絶対にしないだろうと思って
「っんだよつまんねーな」
「いいですか?貴方は今女性なのですよ?」
「だから何だ」
「試しに私と腕相撲しましょう」
「ああ?」
そして勝哉さんと腕相撲をすると、私が圧勝……
「マジか」
「ええ、ですから外に出て万が一変な輩に絡まれたとしても絶対に喧嘩してはいけませんよ」
「あ?相手の出方次第だろ」
「いけません!……はぁ、仕方ありません。本当ならこれから行く所があったのですが予定をキャンセルして貴方と一緒に居ます」
「勝手にしろよ。ちっタバコが切れちまってんじゃねーか、ちょっくらコンビニ行ってくるわ」
「煙草……まぁ吸う女性もいますが……まぁ今はいいでしょう」
「今はって何だよ」
「仮にも妊娠した時の事を考えてですね……」
「あ?お前やっぱ俺で童貞卒業する気満々じゃねーか」
「違っ!!」
その瞬間顔がカーッと熱くなった
「お前は本当堅物で糞真面目なクセしてエロい事ばっか考えてるよな」
「……それが何か?」
「いいぜ、丁度そこにゴム転がってっしヤろうぜ。俺もどんな感じか気になるし」
そう言って勝哉さんが私の上に跨って来た
こ、これは……ッ
だが……
「すいません、勃ちません」
「あ!?」
顔は勝哉さんなのに体が……女性の体は苦手だ
「勃て!!オラ!勃ちやがれ!!」
「そんな乱暴に……っ!痛っ!やめなさい!」
「つまんねぇ!!ちょっくらその辺の奴とヤッて来るわ」
「いけません!!!」
勝哉さんの処女は私が貰う!
だけどこのままだとどうしようもない
24時間365日ずーっと勝哉さんと一緒に居られる訳もないし、ましてやこの人は突発で行動する人だからいつかは本当に他の人と……
「……グスッ」
「おいおい何で泣くんだよ」
「だって勝哉さんはいつもフラフラしてるんですもの……」
「お前一体俺を何だと思ってんだ」
「……っ」
私は心の奥底から願った
どうか神様お願いします
勝哉さんを元の姿に戻して下さい。一生のお願いです……
「……ん?うおっ!?何だ!?」
いきなり勝哉さんの全身が輝き出した
「え?」
「急にサラシが緩んで……あ!?」
ぺったんこになった勝哉さんの胸
それから……
「チン○だ!!おい見ろよ!チン○が帰って来た!」
「え?」
「やべぇ凄えキツい!!全身締め付けられる!!」
そう言って慌てて服を全部脱ぎ散らかす勝哉さん
これは……
「元に戻った……?」
「はぁ、はぁ……危ねぇ、女物の服だったからマジで殺られそうになっちまった」
「勝哉さん!」
私は嬉しさの余り勝哉さんの体に抱き着いた
「良かった!本当に良かった!」
「おいおい何だよお前。さっきまで泣いてやがったくせに」
「もう何でもいいです!貴方が男性に戻ってくれたのならッ」
「何だそりゃ」
まるで勝哉よりチン○の方が大事だというような発言……
不思議な体験をした1日だった
「チッ!こんな事ならバイ○でも買っとけば良かったぜ。貴重な体験が出来るかと思ったのによ」
「では今から買いに行きましょう」
「ああ?」
会長の性欲は底知れぬ……
結局良く分からなくて尾澤が変態のような感じになってしまいました。ごめんなさい……w
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