もしリアルだったら……

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『なぁ朔夜、俺の髭剃り知らねー?』 朝目が覚めて髭を剃ろうと思ったら浴室に置いておいたはずの剃刀が無くなっていた 「起きっぱなしだったから洗面台の中にしまったよ」 『どうせ風呂場で剃るんだし置いといてくれよ』 俺の髭は太くて濃い だから、頭を洗ったりしてある程度ふやかしてからじゃないとちゃんと剃れないんだ 「また口周りが血だらけになって……」 『触るな!!マジで痛いんだから!仕方ねーだろ?俺の髭は針金並みなんだから』 「俺みたいに柔らかくて薄かったら良かったのにね」 『いいよな〜朔夜は。わざわざふやかさなくても電動でちょちょいのちょーいだもんな』 「濃い髭って本当大変だね」 因みに体毛も俺の方が濃い あれだっけ?女性ホルモンが濃いからなんだっけ? よく分かんねーや それからバイトが終わり、夜寝る前毎日恒例朔夜が疲れた俺の体に襲い掛かって来た 『んんっ!』 「うっ……!憂の髭がチクチクするっ!朝剃ったばかりなのに」 『仕方ねーだろ!?数時間後にはミリ単位で生えてくるんだから!』 「本当元気な髭だよね。ここも元気だけど」 『……っ』 ズボンの中に手を入れられ直接刺激された そして脱がされた時、その際に俺の陰毛が散らばった 「量が多い分抜ける量も凄いよね」 ベット脇に置いていたコロコロで俺の毛を取る朔夜 『っせーな』 「まぁ仕方ないよね。ちょっとゴム付けるからちょっと待ってて」 そう言い朔夜は自分の息子に帽子を被せた 「痛っ」 『どーした?』 「毛がゴムに絡まって……いたたた」 『柔らかい分絡みやすいんだな』 「うん、本当毎回大変だよ」 『毛が濃いのも色々大変だけど柔らかいのも大変だな』 「何なら二人で全剃りしちゃう?」 『無理!!チクチクするじゃん!朔夜は薄くて柔らかい毛質だからいーけど俺マジで大根おろし機になっちまう!』 「んー……じゃあやっぱ全身脱毛行くしかないかなぁ」 『ってか俺すっかり萎えちゃったんだけど』 「え?」 やはり綺麗なままの妄想の世界がいいですね .
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