もしも尾澤が妊娠したら……2

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「…………」 何と言う事でしょう 入浴後、自分の体重を見て愕然とした この間の健診ではこのような数字では無かったはず…… この1週間で何故こんなにも体重が増えているんだ 妊娠初期が過ぎ安定期に入った 食べ悪阻も無くなるかと思いきや全くそんな事は無くて…… 体重が増えるのは当たり前か。しかしこのままではいけない 急激な体重増加、余りにも太り過ぎてしまうと出産リスクが上がってしまうと本にも書いてあった これは何とかしなければ…… 「何やってんだお前」 「妊婦体操ですよ」 動画を見ながら軽いストレッチ これは本当にいいな 運動不足解消にもなるし気持ちもスッキリする 「俺もそろそろ運動しね〜となぁ」 「勝哉さんのはただのビールっ腹ですのでお酒を控えれば大丈夫なのでは?」 「禁酒する主義はねえ!」 「さようで御座いますか」 「安定期ってやつに入ってんだろ?そろそろ良くね?」 触れて来ようとした勝哉さんの手をガシッと掴んだ 「男性の妊娠は未知なる事が多過ぎます。リスクは犯せません」 「つまんねーの」 「欲求不満なのはお互い様です」 「お前欲求不満なの?」 「当たり前でしょう」 「っしゃーねーな!」 「え?」 急に抱き上げられゆっくりとベッドに下ろされた 「仕方ねーからこの俺が奉仕してやるよ」 「えっ!?いえっ!ですが…………うっ!」 「次は私の番です」 「はー?」 体を起こし下着を履きながら言った 「俺はいーや」 「何故です?私だけスッキリするなんて申し訳ないです。さぁ早く脱いで下さい」 「ムードも欠片もねーな!いいっつってんだろ」 「それは不公平です」 「何度も言わせんじゃねえ!リスクは犯せねーんだろ?てめぇーはその辺に寝転がってろ」 「ですが……」 「しつけぇ!」 勝哉さんの顔をガシッと掴み思い切りキスした 「んん!?」 「私が我慢出来ません。貴方に触りたい」 「ああ!?」 「それに溜まり過ぎてしまうと直ぐ勝哉さんは他所へ行ってしまいますもの」 「お前俺を一体何だと思ってやがんだ」 「ふふっ冗談ですよ」 フラフラしているように見えて実は一途な人だと私は良く知っている 「ね?少しだけ……」 「ちっ、中途半端にする方がひでぇからな!」 「分かってますよ。ちゃんと最後まで……」 勝哉さんの下半身に手を掛けた だが、その瞬間…… ぐぐぅぅう〜〜…… 「…………」 「…………」 スッキリしたせいかまたお腹が…… 「どうやらこの子は食いしん坊さんみたいですね」 「誰に似たんだか」 「では私は小腹が空いたので何か食べて来ます」 「あ!?」 「大丈夫。まだ始めてませんでしたし中途半端ではないでしょう?腹ごしらえが済み次第貴方をイかせます」 「……………………」 それから食事を済ませた私は再び勝哉さんの元へ 「さあ、脱いで下さい」 「いや、もういーわ」 「何故です!?」 妙にスッキリしている勝哉さんの表情 近くにあるゴミ箱を覗いてみると、丸まったティッシュが…… いつか貴方の右手に勝ちたい 意味不明な終わり方になってしまったw これも続く……のか?笑 .
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