もしも朔夜がサンタクロースだったら

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今日はクリスマス、普段何もしない俺が年に一度一番忙しくなる日だ さて夜中になったし毎年恒例のプレゼント配りにでも行くとするか…… 実はサンタクロースの役目をしている奴らは世界中わんさかといて、サンタ1人につきプレゼントを配る人数は大体3〜5人と振り分けられている 今年の俺の担当は…… 勝哉、尾澤、曽我、隆弘、そして最後に憂……か まずは1人目勝哉から 「ぐふっ……!」 部屋の中に入った瞬間タバコ臭過ぎてむせ返りそうになった そしてがーがーとイビキをかいて寝ている勝哉を発見 さっさとプレゼントを置いて部屋を出なければこっちがやられる!! そう思い、プレゼントを入れてある大きな袋からエロ本を取り出し奴に向かって投げた後急いで部屋から出た 鈍い音が聞こえたからきっと奴に直撃したんだろうけど気にしない さて次は……尾澤か 到着し、部屋の中に入ろうとしたが何処も全て鍵が掛けられてあって侵入出来なかった 何て用心深い奴なんだ……プレゼントを置く事が出来ないじゃん 仕方ないから玄関の前にコスプレグッズを置いた 真面目な君は新しい自分を発見すればいい さて次々……曽我か 彼の部屋の中は埃一つ落ちてないぐらい綺麗な部屋だった。なんて素晴らしい…… だが、彼のベッドの周りには何故か勝哉の写真で埋め尽くされていた 気持ち悪過ぎて気分が悪くなった よし、彼にはこれをあげよう そう思いそっと彼の枕元に勝哉そっくりなボラの人形を置いた そっくりだから喜ぶだろ よし、次は隆弘…… 彼の部屋に入ると寝ていたのは隆弘だけではなかった。どうやらお楽しみの後のようだ 見た感じどうやら生でしてるっぽいし心配だからコン○ームの箱を5箱置いてあげた ちゃんとつけなきゃダメだようんうん それから次は最後の子、憂か…… 部屋の中に入った瞬間何かを踏んでしまいかなり慌てた な、何だこの汚い部屋は!! 足の踏み場もないぐらい散らかりまくった部屋にドン引きしてしまった 全く、ゴミぐらいゴミ箱に入れろよ……と思いながら寝ている彼の元へ 「…………」 だが、彼の寝顔を見た瞬間俺は心を奪われてしまった なんて天使の様な寝顔なんだ……か、可愛い!! 部屋の汚さはさておき俺は思わず彼の寝顔をじーっと見つめてしまった いけない、早くプレゼントを置いて帰らなければ…… えーっと、彼には…… 『んんっ……』 「…………」 だが、俺は寝ている彼を抱き上げそのまま連れて帰る事にした 折角のクリスマスなんだし、今年ぐらいサンタにだってプレゼントがあってもいいよね つまり拉致……w .
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