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昨晩勝哉さんがうちに泊まりに来てくれた
次の日は休日で二人共何も予定は無く久しぶりに明け方まで愛し合った
「勝哉さん、そろそろお昼です。起きないと」
「もうちょい……」
「仕方ない人ですね。私は昼食を用意して来ます」
そう言ってベッドから抜け出そうとした時、ぐいっと抱き寄せられた
「お前もまだゆっくりしてろよ。腰痛えだろ」
「……はい」
彼の胸に頬を擦り寄せた瞬間
ぐにゃっ……
ぐにゃ?
不思議な感触に違和感を感じ、勝哉さんの胸を見てみると……
「勝哉さん、太りました?」
「ああ?」
「胸が……まるで女性みたいなんですが」
自分の目がおかしくなったのかと思った
いけない、まだ寝惚けている
「……マジだ。は?」
体を起こし自分の胸を両手で揉む勝哉さん
「お、俺のチン○がねえ!!!」
「え!?」
勝哉さんは大慌てで布団を捲り上げた
そして私も見てしまった、彼の股を……
「わ、私の中に取り残されていませんかね?」
「馬鹿な事言ってんじゃねぇよ」
「一体何故……」
勝哉さんは何故か女性化していた
良く見てみるとまつ毛も伸びているし体も柔らかくなっているような……
「やべぇな、姉貴の部屋からブラジャーパクらねーと」
「そんな事言っている場合じゃないでしょう?どうするんですかこれから!」
「こうなっちまったもんは仕方ねーだろ」
自分の体の事なのに他人事のように言う
なんて人だ
「わ、私は一体どうすれば……」
「あーチン○が無くなっちまったからもうヤれねーな」
「え!?」
「何ならこの状態でヤッてみっか?そーじゃんお前チェリーじゃん!ついでだから俺で童貞卒業しろよ!」
「何馬鹿な事言ってるんですか!ちょっ!おっ広げないで下さい!恥じらいを持ちなさい!!」
「っせーな」
急いで勝哉さんの頭に服を被せた
しかし……
「あ?何だよ?」
「彼シャツとはまさにこう言う事ですね」
「はー?」
女性の体には全く興味はないが……
体はどうであれこの人は勝哉さんだ
「大丈夫です。貴方の事は私が一生面倒見ます」
「へーへー」
「だから足を閉じなさいってば!!」
「お前なぁ、勝手に面倒見んのはいーけどもうちょっとマシなプロポーズの仕方があるだろ。マジ色気ねーな」
「プロ……!?」
無意識にプロポーズをしていた尾澤
「心配しなくても何とかなんだろ!ちっ!折角鍛えた体がすっかりナヨナヨになっちまったぜ!また鍛え直しだな」
「え?」
「っつーかマジウケる!!おい見ろよ!乳がスゲェ揺れんぞ!」
「やめなさい!!」
続く……のか?笑
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