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ド派手なメンツが真面目に作業している。
なんて口に出したらぶっ殺されるだろうけど。
集中しているのか、一切こちらには目を向けもしない信号たち。
私の慣れているその音のおかげか、少しだけだけれど、ここに来て初めて安心感が芽生えて来る。
まぁ、その真剣に机に向かっている顔が怖いと言えば怖いのだけれど。
何をしているんだろうか、机の上の台の上で作業している。
手前から奥に向かって緩やかに高くなる台――見覚えのあるそれに、私の頭はまた一瞬、思考を止める。
あれ、もしかしなくてもトレース────
肩をトントンと指先で叩かれ、再びここに連れてきた彼と視線を合わせると、更に奥まで導かれる。
そんなに奥まで入って行ってしまっていいの?
私はただその辺にいる女子高生なのだけれど。
お偉い人とかいない??
奥の扉を前にして、また勝手に扉に手をかけて開けてしまう自由すぎるその人に、私はもう腹を決めるしか無かった。
お約束では部屋の更に向こう側って一番偉い人専用のお部屋だったりしないんだろうか……!!
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