4人が本棚に入れています
本棚に追加
まさか薬とか……いや、さすがにそれで原稿するのはさっきクロッキーしてたガチヤンキーに怒られそうだよな……真面目そうな背景の人もいるし……。
虚ろな瞳で信号の残り二人がこちらに気付き、同時に両手を合わせていた。
……って!!
死んでないよね!!??
冷たいな!!??
その時、コンコンと外からのドアがノックされ、開かれると、一人のこれまた厳つい感じのスキンヘッドの男の人が現れる。ひぃっ。
「回収します」
「悪いな」
背景を描いていた人の手にはスマホが握られていて、恐らくそれで人を呼んだのだろうと推測する。
その対応が速やかすぎて、手馴れているのを感じる。
そんなにここではバタバタと人が倒れるのか。
その倒れた青髪さんは、片脚を捕まれてズルズル引き摺られたまま、さっきとはまた別の部屋に連れて行かれていた。
チラリと見えたのはベッドだったと思う。
よかった、一応寝かせてくれるらしい……けど運び方酷すぎん??
完全に人を処理する時の運び方してたじゃん、怖。
最初のコメントを投稿しよう!