4-3.ハッピーハロウィン!―後編―

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「あんね、実篤(さねあつ)さん。うち、今日はウサギなんよ」  ――うん、そう(ほう)じゃね。見れば分かるよ?  実篤(さねあつ)は、大きく開いたくるみの胸の谷間が気になって仕方がない。 「ほいでね、実篤(さねあつ)さんは狼男なん」  ――そうじゃね。くるみちゃんがそうするように衣装渡してくれたけん、そうなっちょるね。  心の中では返事出来るのに、声に出したら震えてしまいそうで何も言えない実篤(さねあつ)だ。  そんな実篤(さねあつ)の表情を、(うかが)うようにじっと見上げてくるみが言った。 「知っちょってですか? 実篤(さねあつ)さん。狼はね、ウサギを食べるんです。だから(ほいじゃけ)、――実篤(さねあつ)さんも……今夜はちゃんと狼になって……うちを食べて?」 ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽―― くるみのコスプレ、こんな感じです♥ (エッセイ43頁へ→https://estar.jp/novels/25912145/viewer?page=43) ✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
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