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実篤はクスッと笑ってそんなくるみの唇を指先でなぞった。
「ねぇ、それ、本気で言いよぉーる? 今から俺、くるみちゃんが着ちょるん全部脱がして、もっともっと恥ずかしい格好にするつもりなんじゃけど。――今からそんなで耐えられそう?」
わざと声を低めて意地悪く問いかけて。
くるみの口元をなぞっていた指を彼女の頬に添えると、実篤はグッと顔を近付けた。
そのまま唇が触れるか触れないかの距離で一旦止めて、「口、開けて?」とささやくようにくるみをそそのかす。
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