5-1.オオカミとウサギさん*

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 ●反応が薄くても女の子を責めない。 (なるべく気持ちよくしてあげ(よぉしちゃげ)たいけど……こればっかりはなぁ。初めては痛いっちゅうし。……って言うかそんなんで責めんじゃろ、普通。……あ。それでも(ほいじゃけど)わざわざ書いてあるっちゅうことは責める男もおるっちゅーことよな? 何、そいつ、鬼か何かなん?)  実篤(さねあつ)としては、もしもくるみが濡れなかったとしても、それを責める構図なんて微塵も浮かんでこないのだが――。  いや、むしろそんなことになったら「気にせんで?」と甘やかしまくりたい。  ●途中までしか出来なくても怒らない。 (と、途中!? あー、それは確かに有り得るんよなぁ。まぁそれは仕方ないよなぁ。うー)  ●事後のフォローをしっかりする。 (ま、そりゃ、当然じゃろ? 逆にせん奴とかおるん?) ---------------------  ざっと読んでみると、どうやらそんな感じらしい。  あとはまぁ、出血に備えて下にタオルなどを敷いておいてあげると、女の子がシーツを汚した罪悪感にかられなくて済むとかなんとか。  思ったほど特別なことはないように思えて、ホッと胸を撫で下ろした実篤(さねあつ)だ。 (これなら俺でも何とかなりそうじゃわ)  …………多分。
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