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(まだ先っちょには触れちょらんのじゃけどな)
わざと指の間でかわすように、乳首には触れていない実篤だ。
キュッと勃ち上がった小さな頂は、きっと物凄く敏感になっているだろう。
「なんで触ったらいけんのん? ――教えて?」
わざと耳元に唇を近付けて低音でささやけば、くるみが首をすくませて「やんっ」と可愛い声を聞かせてくれて。
「……だってっ! へ、んな感じが……しゅるんじゃもんっ!」
真っ赤になって実篤を睨みつけてくるのが可愛くて、思わずククッと笑いが漏れた実篤だ。
「くるみちゃん、それ、変なんじゃなくて……気持ちいいんじゃと思うな?」
言って、今まで触れずにいた先端をカリッと指先で爪弾いたら、くるみがギュッと目を閉じてビクビクと身体を震わせた。
「実篤しゃんのせいで……電気……走ったぁ〜!」
涙に潤んだ瞳で実篤を見上げて、そんな報告をしてくれるとか。
(ちょっ、くるみちゃん、何のご褒美よ!)
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