6-5.小悪魔の不安と、ワンコ狼の本音*

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***  くるみに口付けながら、実篤(さねあつ)は彼女の柔らかな胸を、グレージュカラーのラベンダーワンピースの上からゆるゆると揉みしだく。  サテン生地のツルツルした肌触りと相まって、極上の触り心地に思えるたわわなくるみの双丘は、実篤がほんの少し力を加えるだけでフニフニと彼の手指の圧に合わせて形を変えた。  その感触に、実篤はすぐに夢中になる。 「ふ、ぁ……、っ」  彼女の胸を心の(おもむ)くままに(もてあそ)びながらキスの角度を変えるたび、くるみの小さな唇から嬌声ともただの吐息ともとれる声が漏れて。  それがますます実篤のなかの〝男〟を刺激するのだ。  ワンピース+ブラジャーの上からでも、布地に隠されたくるみの乳房の先端が固くしこってきているのが感じられて、くるみも快感を覚えてくれているのが分かる。  それに気が付いた実篤は、彼女をもっともっと気持ちよくしてあげたいと思って……。そこを口に含んで、思うさま舐め転がしたい衝動に駆られた。 「くるみちゃんの胸、柔らかくて気持ちええね。俺がちょっと触っただけで簡単に形を変えるんとか……。まるで指先を包み込まれちょるみたいで堪らんのんじゃけど」  唇を離してくるみの耳元。わざとふぅーっと吐息を吹き込むようにしてそう(ささや)けば、くるみが真っ赤になって首を振る。
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