7-1.過日吐露した必要不可欠なアレ

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(イヤリングは俺とデートする時にしてもらうとか……そういうルール付けが出来たら最高じゃん?)  休日に、自分と一緒の時にだけ恋人が付けてくれるアクセサリーと言うのは、考えただけで特別な感じがして何だか萌えるではないか。 (ほいで、普段はネックレスだけしっかり付けてもらっておく(もろうちょく)じゃろ)  華奢(きゃしゃ)な印象のネックレスも可愛いけれど、案外首輪みたいに見えるチョーカーもいいかも知れない。  ほぼ無意識。くるみに〝自分のもの〟みたいな目印を付けてしまいたいと思ってしまったのは、男としての本能だろうか。  くるみは恥ずかしがってさせてくれないけれど、本音を言うと実篤(さねあつ)は彼女の細い首筋や鎖骨辺りのめちゃくちゃ目立つところに濃いキスマークを何個も何個も付けまくりたい願望だって人並みに(?)持っている。  くるみは吸い付くのが下手くそなので、いくらチャレンジしてもらっても、くすぐったいばかりでうまく付けられないのだけれど、いつか実篤の身体にもくるみのものだとあちこちに刻み込んで欲しいとも思っていて。  まぁ確かに目立つところに付けられたら従業員にからかわれそうで恥ずかしくはあるなと思いはするけれど、同時にあれだけ皆に知れ渡っていたら今更じゃないかと言う開き直りに似た気持ちもある実篤だ。
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