7-2.キミを食べてしまいたい*

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***  脱衣所でお互い下着のみと言う格好になっていたから、ベッドに移動してからはさほど労せずして肌と肌を触れ合わせることが出来た二人だ。 「ぁんっ、実篤(さねあつ)さっ。胸ばっかり……赤ちゃんみたい、っ」  眉根を寄せてくるみが抗議してくるけれど、仕方がないではないか。  実篤は、本当に久々に大好きなくるみのたわわなおっぱいに触れることを許されたのだから。  実篤は元々女性の身体では胸が一番好きなのだ。夢中になるな、と言う方が無理がある。 「くるみちゃんじゃってココをいじられるん、嫌いじゃなかろ?」  何だか悔しいのでハムッと先端ごとくるみの柔肉(やわにく)を思うさま頬張ると、硬くしこった可愛い乳首を舌先で転がすように刺激しながら上目遣い。堪らないみたいに実篤の髪の毛を掻き乱すくるみをじっと見上げた。 「やんっ、咥え、たまま……喋らんでっ」  くるみが快感に身体を震わせるたび、寂しそうに揺れるもう一方の胸も手のひらで包み込むと、愛らしく天を向いた先端を指先でピンッと弾く。 「こっちにはまだ触れちょらんかったのにこんなに(かと)ぉして。触って欲しゅうて期待しちょった?」 「やっぁ、んっ」  途端、くるみが目端に涙を浮かべて実篤の髪を掴む手に力を込めた。 ―― 【閑話休題】 このページと、明日掲載の次のページ執筆時のちょっとした裏話をエッセイにあげています♥ https://estar.jp/novels/25912145/viewer?page=617 ――
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