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粘り勝ち。
くるみに胸を触られるのが好きだと言わせることに成功した実篤は、内心『よっしゃぁー!』とガッツポーズをしつつ。
表面上は平静を装って「いい子」とくるみの頭を撫で撫でしたけれど、実際自分だってもう結構ギリギリなのだ。
今すぐにでもギンギンに張りつめた息子をくるみの中に挿入たくてたまらない。
涙目でそんな実篤を見上げたくるみが、肩で息をしながらも、ゆっくり身体を起こすと、「そんなに余裕ぶっちょるけど……実篤さっ、は苦しゅうないん?」と聞いて来て。
その言葉の意味を測りかねて「え?」とつぶやいたと同時、実篤はベッドに押し倒されて痛いくらいにいきり立った息子を小さな手でスリリッと撫で上げられた。
「んぁっ……!」
突然の刺激に思わず小さく喘いだら、くるみが嬉しそうにニコッと笑って。
「ねぇ、さっきうちに言うてくれたじゃろ? 実篤さんも素直になりんちゃい」
と息子をキュッと握りしめられた。
「うぁっ。く、るみちゃっ、それ……ダメっ……」
(そんとなことをして、キミに挿入る前に暴発したらどうしてくれるんよ!?)と思った実篤だったけれど、息子の根本をくるみの小さな手がギュッと押さえているので(いや、待って? コレきっと、達きたくても達かれんやつ!)と気が付いてゾクリとする。
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