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「実篤さんはこれをどうしたいん?」
くるみはあくまでも小悪魔で……。
どうやらさっき散々いじめられた仕返しをしたいらしい。
「――ね? 素直に言うて? それじゃないとずーっとこのままですけぇね?」
くるみに意地悪く焚きつけられて、実篤は先程同じように彼女を責め立ててしまったことを軽く後悔する。
「ごめっ、くるみちゃ……。お願い。もう限界じゃけ、キミん中に挿入さしてっ」
ヘタレわんこは簡単に小悪魔くるみに屈服すると、くるりと身体を反転させて、彼女をグッとベッドへ押さえつけた。
早急に彼女の股の間に手を滑り込ませれば、クチュリと濡れた音がして指先が簡単に蜜口に飲み込まれてしまう。
「あんっ」
途端いままでの強気が嘘みたいにくるみがキュッと身体をすくませて可愛らしく喘ぐから。
実篤はベッドに置かれた避妊具を手に取ると、はやる気持ちを抑えながらそれを痛い程に張りつめた昂りに装着した。
「ごめん、くるみ。さすがに限界じゃけぇ」
言って、いつもみたいに念入りに彼女の膣内をほぐしもせずに、一気に腰をうずめて――。
「や、ぁぁんっ。実篤さっ! いきなり深、いっ」
余りの心地よさに、そんなくるみの抗議も遠くから聞こえてくるようだった。
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