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硬くしこったそこを、実篤が口に含んで舌先で転がしたり食んだり吸い上げたりするたび、くるみの蜜壺に入れたままの指がキュゥッと締め付けられる。
温かな肉ひだが、もっともっとと誘い込むみたいにグニグニと蠢く感触がたまらなく淫猥だ。
「くるみちゃん、もう挿入てもええ?」
乳首をくわえたまま問い掛ければ、その振動さえたまらないみたいにくるみがびくびくと身体を震わせて瞳を潤ませるから。
実篤の下腹部で息子が痛いくらいに張りつめて存在を主張する。
はくはくと空気を求めるみたいに喘ぐくるみの唇は、「いいです」の四文字ですら紡げないみたいに声にならない音を漏らした。
くるみは、それがもどかしくてたまらないみたいにコクコクとうなずいた。
くるみの意思表示を見るなり、実篤はわざと内壁をこすりあげるようにして指を一気に引き抜いた。
「あんっ」
途端くるみの蜜口から温かな飛沫が吹きだしてシーツを濡らして。
そのままそこで行為を続けたらくるみが冷たいかも知れない、と思った実篤だ。
実篤はくるみの両ひざを抱え上げるようにしてそっと彼女の身体の位置をずらすと、そのついでみたいに熱くそそり立った欲望で達ったばかりのくるみの隘路を一気に割り開いた。
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