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「くるみちゃ、そんなに締め付けたら、俺っ、長ぉ持ちそう、にないんじゃ、けどっ」
挿入されてからこっち、実篤はくるみの中で微塵も腰を動かしていない。
ただただくるみが、膣内の〝実篤〟を奥へ奥へ誘いたいみたいにキュウキュウと肉ひだを絡みつかせて締め付けているだけなのだ。
挿入られているだけなのに死ぬほど気持ちいいのはそのせいだと、くるみ自身は気付けていない。
「……くるみん中、め、ちゃくちゃ俺に絡みついてきて……凄い気持ちええ、っ」
実篤の分身を、その形がクッキリと認識出来るくらい何度も何度も緩めては締め付けて、を繰り返しているからだろうか。
実篤がくるみを抱きしめて切なそうに「たまらなく気持ちがいい」と吐息をもらした。
「くるみちゃ、このままじゃったら……俺、動かんままに達ってしまい、そ、じゃけん、一旦抜かして?」
言うなり実篤がギリギリまでくるみの中から退くから。
くるみは寂しさから、まるで逃がしたくないみたいに実篤を追い掛けて腰を動かした。
「く、るみっ、お願い。もっと俺が欲しいって……言うて?」
実篤がくるみを抱きしめるようにして彼女の耳元に吐息を落とせば、くるみはひゅっ、と息を詰める。
「もっと俺がっ、欲しいって……こ、の可愛い口でっ、おねだりしてっ? 頼む、けん……!」
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