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「テッテレーン!ドッキリ大成功!」
突然、窓にいたフクロウが喋った。
鍵が閉まっていた筈の窓が何故か開いて、フクロウが部屋の中に入ってくる。
「へ!?」
私はギョッとして、思わずベットから転げ落ちる。
「いやー、始めまして。『メイ』こと野村好美さん。私はミネルヴァ様の使いのフクロウのネルです〜。よろしく!」
明るく自己紹介を始めるネルと言うらしいフクロウ。
「よ、よろしく…?」
私は混乱しながらも挨拶を返した。
「ささ、とりあえず、『マイ』の白石アリアさんも呼んで下さい!話はそれからです!」
勝手に話を進めるフクロウ。
「は、はあ…」
私は状況が呑み込めないまま、身支度をして、電話でアリアを呼び出した。
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