青い瞳

⑵

まぁ、どうしてこうなったのはだいたいわかる。１週間前に転校してきた俺の単なるミスだ。

１週間前に俺は親の事情でこの学園に転校してきた。理事長が叔父さんだし、頭は良い方だったから何も問題はなく転入はできた。

転校初日に、校門のところで副会長が迎え来て初めて会ったことから俺のミスが始まった。副会長の笑顔がただ気持ち悪くてイライラしたから、それを指摘したら何故か惚れられた。ここから意味わからない。

理事長室に向かい、叔父と話してから副会長に無理矢理食堂に連れていかれた。そこに何故か生徒会が集まってきた。双子庶務のどっちでしょーゲームに正解してしまい、書記の言葉をなぜか理解してしまい、会計のセフレ誘いを断ってしまい、会長を無視してたら良い度胸だと言われてしまい生徒会になつかれる今の状態の出来上がり。一般生徒にも親衛隊を作るとかどーだか言っていたが無視したからどうでもいい。
自分の容姿は男女共にうける顔だと知っていたけどたった数時間でなつかれるとは思わなかった。転校初日にも関わらず、すごく後悔していた。

でも、転校してきたのは間違いとは絶対言わない。
佐久間という存在に興味を持てたからだ。