チョコチップクッキー

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「絶対にもう一度、舞にあのクッキー食べさせてやるから」 そう告げた友季は、もう真剣な表情をしていて。 「ホント? すっごい楽しみ」 舞が嬉しそうにはにかむと、友季はまた舞の体をぐいっと抱き寄せる。 先程された時のように、舞の首筋に友季の唇が優しく触れて、 「……ん……」 ちゅっちゅっ、と小さな音を立てて、どんどん下へと下がっていく。 (ん? 下……?) しっかりとパジャマを着ているはずなのに、素肌に感じる友季の熱を(いぶか)しく思っていると、 「あっ……」 パジャマのボタンが2つ程外されていることに気が付いた。 「と、トモくん……!」 恥ずかしさに慌てる舞の胸元に顔を埋めた友季は、 ――ちゅうっ…… 舞の左胸の膨らみの上部、その柔らかい場所を少し強めに吸った。 「いっ……痛いよ、トモくん!」 鋭く走った痛みに、舞が顔を(しか)めて友季を睨む。 友季は舞の胸元からゆっくりと唇を離して、 「ごめん」 舞の体を強く、でも出来るだけ優しく抱き締めた。 「……アト付けた」 「アト……?」 舞にはそれが何か分からず、オウム返しに呟くので、 「……キスマーク付けた。ごめん」 友季は申し訳なさそうな声で言い直した。
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