717人が本棚に入れています
本棚に追加
「絶対にもう一度、舞にあのクッキー食べさせてやるから」
そう告げた友季は、もう真剣な表情をしていて。
「ホント? すっごい楽しみ」
舞が嬉しそうにはにかむと、友季はまた舞の体をぐいっと抱き寄せる。
先程された時のように、舞の首筋に友季の唇が優しく触れて、
「……ん……」
ちゅっちゅっ、と小さな音を立てて、どんどん下へと下がっていく。
(ん? 下……?)
しっかりとパジャマを着ているはずなのに、素肌に感じる友季の熱を訝しく思っていると、
「あっ……」
パジャマのボタンが2つ程外されていることに気が付いた。
「と、トモくん……!」
恥ずかしさに慌てる舞の胸元に顔を埋めた友季は、
――ちゅうっ……
舞の左胸の膨らみの上部、その柔らかい場所を少し強めに吸った。
「いっ……痛いよ、トモくん!」
鋭く走った痛みに、舞が顔を顰めて友季を睨む。
友季は舞の胸元からゆっくりと唇を離して、
「ごめん」
舞の体を強く、でも出来るだけ優しく抱き締めた。
「……アト付けた」
「アト……?」
舞にはそれが何か分からず、オウム返しに呟くので、
「……キスマーク付けた。ごめん」
友季は申し訳なさそうな声で言い直した。
最初のコメントを投稿しよう!