夜叉

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でもこんなの慣れっこで。 幼い頃から再婚相手にいちいち犯されてきたんだ。 今更何? という感じ。 最初はすごく嫌だったし、痛かった。でも、そのうち慣れた。 それより面白いのが、俺の寝室のドアが少し空いていて、そこからあの女がじっと一部始終を見つめていることだった。 幼い頃は、『どうして止めてくれなんだろう?』『助けてくれないんだろう?』そう思った。 母親に助けられたい年頃だった。 けれど止めに入ったら確実に離婚になる。金のこともある。女のプライドってやつも邪魔したのだろう。あの女は一度も行為を止めに入ったことはなかった。 そのうち、 『オマエより俺の方が魅力的ってことだ』 『そこで惨めに見てるがいい』 そんな心持になった。 それから一年が経った。 飯島は相変わらず俺にご執心で、毎晩俺の寝室に忍び込んできた。 あの女とはもうご無沙汰なんだろう。 ざまぁみろ、そう思った。 その日は母は華の稽古に言っていて、留守だった。 俺は土曜日で休みだった。 曇り空で今にも雨が降りそうだったので、俺は家でゲームをすることにした。 リビングでゲームしていると、飯島に手招きされた。
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