知っている私と知らない私

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「危ねー」  運転手がそう言いながら車から出てきた。  どうやら、車の性能がよく、大雨ながらに急ブレーキですぐ止まることができたようだ。 「いや良かった。大雨なので気をつけてくださいね」 「……すみません」  運転手も優しい人だった。軽い怪我で済んだから良かったが、下手したら死ぬところだった。雨の日は気をつけよう。  疲れていたから、家に帰ってから、私はシャワーを浴びてすぐに寝た。  ******
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