9月。

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9月。

ふわっと香った それだけでよかった 香りとは鮮明なもので 君の綴った言葉を思い出す 僕よりも真っ直ぐな君は 僕には眩しすぎて 逃げることしか出来なかった 君の真っ直ぐな瞳と言葉から 逃げ出すことしか出来なかった僕は 今も何一つ変わらないまま 既読をつけたメッセージアプリ 何も返せないままの僕 察してくれよ、なんてわがまま 僕は君しかいないのに また大好きなあの匂い あの季節がやってくる 僕だけ何も変われないのに
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