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「まあいいじゃないか。ここにいれば何も困らないし。それに……」
少し先でストレッチをしている女性に目をやる。ストレッチは彼女にとって朝のルーティンのようだ。
「こんなに美しい女性と暮らせるんだし。」
「……おい。よだれが垂れてるぞ。」
ついつい見惚れてしまった僕はだらしなく口をポカンと開けていたようだ。だっていつ見ても彼女は美しい……。初めて同居することになった日、彼女を見た途端僕の身体に電流が走った。
……全てが僕好みだったんだ。
ぷっくりと膨らんだ半開きの唇。パッチリした目。出るところは出て、全体的に引き締まった身体のライン。全てが僕のタイプだった。
生きているうちにそんな女性と暮らせるなんて思いもしなかった僕は本当にラッキーだった。
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