【SIDE:M】

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 数分後、 「うっ……うぅん……ッ」  俺は、自分の身体の限界に挑戦していた。 「み、見えない!」  いくら身体を捻っても、どんな風に身体を捻っても、そこをピンポイントで映し出すことができない。  それに、鏡がすぐに曇る!  でもシャワーを流しておかないと、不審に思った佐藤くんがうっかり入ってきたら困る。  ものすごく困る!  ……けど。 「ああくそ!」  きっと一瞬ならバレないに違いないと、俺はシャワーを止めた。  それが、どれほど安易な考えだったかを身をもって学ぶことになるとも知らずに。
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