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おまけ!
理人さんはいつでもかわいいけれど、セックスした後の理人さんは、また格別だ。
「気持ちよかったですか?」
「……ん」
「満足した?」
「ん……今夜のところは」
俺の胸板にしがみついたまま、理人さんがコクリと頷いた。
柔らかい髪に指を絡めるように頭を撫でると、気持ちよさそうに目尻がとろんと垂れる。
うーん、かわいい!
「佐藤くんはさ、その……ど、どうなの」
「どうって? 気持ちよかったかってことですか?」
「そ、そうじゃなくて……その、そこ……の、毛。もしかして……もじゃもじゃ?」
は……?
「また、すごいこと聞きますね。どうしたんですか、今日は」
「い、いいだろ、別に。気になったんだから」
……と、言われても。
俺も理人さんと同じで、そこをそういう意味で意識してじっくり観察したことなんてないし、俺は誰かに見られることもないからなあ。
「そんなに気になるなら、見てみます?」
なーんて――
「……うん」
「えっ」
「見てみる」
「えっ……?」
真剣な顔で頷くと、理人さんはゆっくりと起き上がった。
ベッドの上をもそもそと這うように移動し、俺の足元にたどり着く。
そして、俺のパジャマのズボンに手をかけて――って、えぇっ!?
「ちょ、ちょちょ、ちょっと待ったぁ!」
「な、なんだよ? びっくりした」
「それはごめんなさい! でもなにやってんですか!」
「なに、って……見せてくれるんだろ、おしり」
確かにそう言ったけど、問題はそこじゃなくて!
「俺は理人さんが『み、見たいわけないだろ、バカ!』って拗ねるところを期待して言っただけです! 冗談だから!」
「えー……」
「って、言いながら脱がそうとしないで!」
「だって、見たいもん……佐藤くんのおしり」
うっわ、かっわいいなあ……かわいい……かわい……いや。
いやいやいや、今夜ばかりは負けるなよ、俺!
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