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第二次世界大戦は、ナチス・ヒトラーから始まり、日本の太平洋戦争までの世界的戦争なので、歴史に疎い方でもご存知かと思います。
今回は今から100年以上前の1914年に始まる第一次世界大戦のきっかけとそのこぼれ話を、歴史講師の解釈でお伝えしたいと思います。
①第一次世界対戦のきっかけ
地図をご覧になれば、おわかりかと思いますが、イタリア半島の東に伸びるバルカン半島は、大変に複雑な宿命を持っています。
2つの文字、3つの宗教、4つの言語、5つの民族、6つの共和国、7つの国境・・・と聞いただけで穏やかではないような様子が想像できます。当時は大国の植民地化競争も激しく、このバルカン半島は「ヨーロッパの火薬庫」と揶揄されていました。なにか火の気が起きて爆発したら大変なことになる、という意味です。
で、何かが起きるわけです。
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