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「プレゼント何がいいか考えておいて。東京に戻るまでに用意するよ」 俺は「はあ」と言いつつも受け取った。丈晴さんは片手をコートのポケットに突っ込んで「案内どうもね」と笑うとホテルに入っていった。 欲しいものは特にない。ただ、やりたいことはある。誕生日だからそれぐらいやったっていいだろう、と考えていることは、あるにはある。
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