第十二省百四庁の実績と評価

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・十二名リストや百四名予備リストの掲載者としては、精神疾患を理由に罰を免れた者、若年を理由に重刑を免れた者、虐待で幼児を殺害しながら、殺人の罪で裁かれなかった者、多くの国民の命と健康を危険にさらしながら責任を取らない企業責任者、殺意や悪意が証明されなかったため過失の刑罰しか受けていない者、日本の品位を国際的に低下させた者、倫理的に責任があるが、法的に罰することができない者、巨額の税金を国民の益なきことに費やした国会議員や官公庁長官、特権で罰を免れた国会議員等が掲載されていると考えられている(複数の民間調査会社による国民投票の出口調査報告から)。 ・国民にあらぬ疑いを抱かれ、十二名リストや百四名予備リストに加えられることを怖れて、第十二省百四庁の予算に反対する国会議員は極少である。 ・興味深い傾向として、復讐のために、大善者の権利を得ようと努めるうちに、復讐の意思を放棄するに至ったと告白する者が多いという報告がある。 ・電車の音が平生と違うと訴えて、ラッシュ時の電車の運行を妨げ(迷惑行為)、その結果、三千人の乗客の命を救って、大善者と認められた例がある(という巷説がある)。 ・第十二省百四庁の調査の結果、国民投票で上位十二名に入ったが、悪評が誤解だった場合、その名は十二名リストに掲載されず、その調査結果が公表されるため、国民投票で上位十二名に選ばれることを望んでいる者もいるようだと、某評論家がテレビインタビューで発言している。 また、贖罪にふさわしい(と思われる)者が一向に罰せられる気配がない場合、より重罪の者が先に罰を受けているのだと考えることで国民は納得しているようである。 ※ 日本国憲法第十二章第百四条に関係した贖罪執行例については、日本国憲法第十二章第百四条に関する報告一覧を参照
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