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  「オレを、選んでくれるの?」 「あなたがいい! 僕は由成さんと、恋人同士になりたいです!」  光の輝きにも負けない煌めく瞳で由成を見上げ、そう言う海斗の言葉が嬉しくて破顔すると、初めて由成の、心からの笑顔を目にした海斗の頬が熟れた林檎のように赤く染まる。 「ありがとう。 こんなオレを、選んでくれて」 「…!」  それってOKってこと、と背筋を震わせ感激している海斗の額に、由成は軽く口づけた。 (…こんなに嬉しいクリスマスプレゼントなんて…ないっ!)  そう思った海斗の胸を祐の姿が過るが、微笑みを絶やさない由成に手を取られ、一瞬で忘れてしまう。  泣いていた顔も素敵だったけど、笑ってる顔の方がもっと素敵、と想いながら由成を見上げると、その視線が海斗からクリスマスツリーに移り、海斗もその視線の先に目を向けた。 '
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