1人が本棚に入れています
本棚に追加
作者名変更と『徒然とはいかない喫茶いしかわの日常』の非公開化について
すべては、自費出版を検討したことから始まりました。
拙作『徒然とはいかない喫茶いしかわの日常』(以下、喫茶いしかわ)は、コンテスト向きではなく、また出版の流行りジャンルの作品でもないので、出版社様からお声がかかることはないなと、愛着はありつつもコンテスト提出作品としては見切りをつけたのです。
ただ、愛着はたっぷりあるので自費出版の検討を始めました。
そうなると、まず気になったのがいわゆるペンネーム(作者名)です。
元々小説投稿サイトに登録したのは読み専としてなので、そこはあまり深く考えてなかったんですね。
で、Web小説どんなもんかなと読み始めてみたものの、単純に私が流行りモノの異世界RPGとかにさほど萌えないタイプで、かといってハーレム万歳とラッキースケベ最高ばかりの現実恋愛も、あまり食指が動かなくて。他のジャンルはタイトルやあらすじでピンとくるものがなかったり、単純に気力や体力が続かなかったり、私の読書リズムに合わない文体でそっ閉じしたり。
つまり「これは読みたい、読み続けたい」と思う作品になかなか出会えなかったのです。
だからと言って文句を言ってどうにかなることでもないし、私がWeb小説の世界に合わないだけなので、諦めて図書館に籠ればよかったんですけど。自宅からはちょっと距離がありまして。そうこうしているうちに、ご存じのとおり図書館に籠ることは難しくなりまして。
じゃあ、あんまり書かれてない隙間作品でも書いてみる? と。
そもそも自分が書かないのに作品にああだこうだ言うのはなんだかフェアじゃない気がしたのもありますけど。
そうやって書き始めたのが喫茶いしかわです。書くことを楽しんだり読んだ人が気分転換できたりすればいいなと思っていたのですが、ちょっぴり欲を出して公募とかWeb小説コンテストの参加条件を見てはみたものの。
そもそも応募条件から外れてしまうことが多く、また結果を確認しても受賞作とはかけ離れてることを実感しまして。
これは出版社が出版したくなる作品ではないんだなと理解しました。
まあちゃんと分析すれば「さもありなん」とも思うのですが。出版したいのは連続したストーリーの連載漫画なのに四コマ漫画だけをほいほい持ってっているような作品ですから。
とはいえ自作への愛着も捨てられなくて。結果、自費出版という結論を出しました。
出版するにあたり、掲載可否はどうなんだろう? と規約を確認してみたものの。そんなこと一言も書いてないんですよね。
まあ、受賞なり出版社からのお声がけなりでしっかりしたレーベルから華々しく作家デビュー! というのが前提になっているのでしょうから、自費出版なんて想定してない。歯牙にもかけられてない。当然と言えば当然ですけど。
書かれていないからしていいのか? とか抜け道ある? とかを考えなくもないのですが、それに伴うけっこうな手間をかけるほどここに載せ続けたいか? とか、そもそも垢BANとかやだなーとか、そういうことをぐちゃぐちゃと考えた結果、シンプルに「非公開」が妥当という結論に至りました。
よって、販売日=2021年11月1日(月)の前日、10月31日(日)をもってこちらのサイトに掲載中の喫茶いしかわを非公開とすることに決めました。
まことに勝手ではありますがご承知おきいただければ幸甚です。
最初のコメントを投稿しよう!