鳥籠の中の可愛い小鳥

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そう、詩音のキスも初体験も全部俺が貰った。 小さい頃から詩音だけが好きで、誰にも渡さない、俺だけのものだ。 狂っているのはわかっている。 詩音が逃げないように、休みの日は鎖で縛りつける兄貴なんて聞いた事がないだろう。 それほどに愛しているんだ。 さてと、そろそろ本格的に効いてきたみたいだ。 詩音の息が荒くて、目も異様に色っぽくなっている。 「…莉音(りおん)早く…来て…」 さっきまで、あんなに嫌がっていたのに、媚薬ってヤツは怖いな。 ま、その方が俺も楽しめるし? クスリと小さく微笑んだ俺は、愛する詩音へ歩いていく。
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