2番目のカノジョ

『俺、君の事が好きなんだ。彼氏とかいるの？もしいないなら俺が立候補してもいいかな？』

気さくで笑顔が似合う人、、、年上なのにそんな気がしなかった。
飾らない言葉、気取らない態度。
私はどちらかというと明るいタイプではないし、ついつい周りの目を気にしていつも気疲れしてしまうようなタイプだ。
だけど不思議と彼は一緒にいてとても心地良かった。

『はい。喜んで』

あの日、私に向けてくれた夏に咲いた向日葵の様な笑顔が忘れられない。私はあの瞬間から彼との未来を思い描いていたのかもしれない。
だけど彼は、、、違っていた。