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受け視点、受けが一回り年上、最後にキライと言う、濡れ場
張りのある滑らかな肌、ろくな前戯がなくても勃ち上がるそれ。皺のない目元もすべてが若々しい。
そして若さ故の傲慢さで「あんたみたいなおじさん相手にするなんて俺くらいだよ」と言い放ち、意外に丁寧な手つきで慣らして、けれど早急にそれを突っ込んだ。
久々に身の内に感じる男の体温に、僕は壊れてしまったように感じてしまう。喘いで泣いてもっととねだる僕に彼は舌打ちをして、乱暴に腰を打ち付けた。
きもちいい、きもちよくて、きもちよくて…
おかしくなってしまった頭の隅で考える。
こんなに乱暴に、乗り気じゃないことを隠しもせずに抱かれているのに、それなのに……。
くやしくて、くやしくて、僕は涙の代わりに「キライ」と言った。
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