珍しい?

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僕と彼女が出会ったのは小学六年生の委員会だった。当時彼女は四年生でそのときは仕事を任せることもなく一度も会話という会話はしなかった。時は流れて再開したのは中学三年生の帰り道だった。中学一年生になった彼女と偶然会って話しているうちに仲良くなったのだ。そのうちに僕は後輩を可愛がるといういつもの癖が出てしまっていたようだが...。結果はオーライと言うところだろう。頭を撫でたりほっぺたをいじったりと完全にセクハラ的だが本人は嫌がらなかった。それどころか、僕が「もうやらない」と伝えるとやめてほしくないですと言ってきた。かわいすぎて頭を撫でていた。そして思った。 僕ちょっとおかしいんじゃね?と。 彼女とは毎日一緒に下校した。かわいいと僕が言うと彼女も僕にかわいいと言ってきた。どちらがかわいいかと言う謎の会話を繰り広げながら帰るのは本当に楽しかった。
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