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根暗な私
「ウザイ」
「消えろ」
「オタク」
「… …」
辛辣過ぎる、こんな言葉…
いくつ、投げつけられただろう…。
四角い教室の中での、私をあからさまに見ながらの、ひそひそ話…
ノートへのいたずら書き…
他には、モノを隠されたり… 上靴も一回、無くした…
辛いのか、辛くないのか…
心身ともに麻痺し始めていて、もう良く、わからない…そんな時期に
そんな私の前に現れた、彼…
私の2ヵ月遅れで、転入してきた転入生…
彼だけが、私の…
彼の前でだけ、
私は普通に、呼吸が出来るようになった…
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