エブリスタを用いての自分の表現と、私の半生。

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 しかし、翌日からこそ、私の本当の転機だったのです。  放送をジャックした勇気を認められ、先輩や同級生の友達が出来たのです。  ジャックした内容が、私はオタクでも何でもないのにも関わらず「俺はオタクだ!」と意味もなく絶叫し、当時流行っていたアニソンを適当に爆音で流し、そのままにして家に帰っただけです。  それから中学卒業するまで、オタクの演技を続けるのは大変でしたよ。  何せ当時、DVDのレンタル店へ行くのに、週末に親の車に乗せて貰うか、汽車で隣町へ行くしかなかったんですから。  親も忙しくて、週末でも行けない時もあるし、家も貧乏だから汽車なんて年に数回しか乗れません。  
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