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もちろん、弁解のしようがない…懺悔の気持ちは、ある…
拓海に対して…林さんに対しても…
でも… 後悔… ? … …
後悔、なんてない… それだけは確かだ。
「…後悔なんて…私は、していません。」
私は正直にそう、答える。
杉崎さんが、私をさらに、ぎゅうっと抱き締める…
苦しい…でも、心地よい…
ずっと、こうされていたいほどに…
「…それなら、良かった…おやすみのキス、していい?」
甘やかな彼の声…
トクトクトクトク…
私はこの時間がずっと、続けばいいと思った…。
キスなんて…いくらでも…
いっそもう…ずっと、していて欲しい…
「はい… 」
私は杉崎さんの腕の中で身じろぎ、顔をあげ、ゆっくりと目を閉じた…。
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