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「んっ… ふ…すぎ…さ、…んっ…」
杉崎さんが再び、私にキスをする…
私の頬を大きな両手で包むようにして、慈しむように…優しく、キスを…
杉崎さんの長い指が…耳の穴にするりと入り、私はビクンと身体を震わせる…
なんだかどうしようもなく、くすぐったい…
「んっ…」
杉崎さんの唇がいったん離れ、耳元で息をふきかけるように甘い声で囁かれる。
「水無月さん…もしかして、耳が…感じやすいの…?」
「えっ…!?いえ… そんなこと…は、…意識したこと、ないです…」
自分の身体の、どこが感じるか…感じやすいか…だなんて、
今まで意識したことはない…
でも多分、胸は…弱い…のかもしれない…何度も揉まれたり先端を弄られたりすると…おかしな感覚が私を襲う…
それが多分、感じやすいということになるのだろう…
拓海に抱かれているときでも…貫かれたまま、同時に胸を触られると…
変な声をあげそうになる…
ただ、拓海はもともとあまり私の胸には触れてこない…
私の胸が小さくて物足りないのかもしれない…
セックスのついでのように… 気付いたように一瞬、触れるだけで…
私はハッとする… 馬鹿…
杉崎さんの腕の中で…何を、考えているのだろう… 失礼だ…
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