俺はΩじゃありません

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『虎太郎?今どこで何してるの?どこに配属されたとか何も報告来ないし、ずっと待ってたのよ?そうそう貴方恋人まだでしょう?お見合いしない?』 「それはごめんなさい。えっと、とある島で駐在所に勤務していてあとその…」 男性に抱かれたという事実を告げるか悩む。孫の顔を見るのが楽しみ!という母に息子は離島で男に犯されていますなんて言えないよな…やっぱり。 『どうしたの?気になるじゃない』 「ん?いや何でもない…そっちはどう?父さん元気?」 『貴方が警察になるの反対してたけど、今は毎日虎太郎はどうしてる?って聞くのよ?自分で電話すればいいのに』 「元気そうで良かった」 他愛無い会話を続けていればひょいとスマホが持ち上げられ、見ればベッドに座り怜央さんが不思議そうにスマホを見ている。 「ポメちゃんは元気です。じゃ!」 勝手に通話を終了され、スマホを返される。何か言いたかったが、怜央さんの匂いに安心感を覚えて頬を撫でられればその手に擦り寄る。 見れば棒付き飴を咥えていて、口を開けてみれば飴を持ってしばらく見つめていたが俺の口内に入れてきたので口を閉じる。 「ポメちゃん甘えたぁ?俺のおちんちんがまたポメちゃんの中探検したいってい」 「だーめ。今日はもう探検したから明日以降ね?」 飴を持ちながら見上げていれば生つばを飲むのが見える。出来ればしばらく抱くのは遠慮してもらいたい…またあんな腹痛来たら嫌だしな?
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