俺はΩじゃありません

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「んっ…」 目を覚まして起き上がればどこかの洞窟の中で、焚き火がされている。裸にされていて、服を探せばそばで石の上に置かれて乾かされている。 足音がして見れば、同じく裸の黒髪黒目の青年が居た。たしか溺れていた青年だ…外から魚と木の実を持ってきていて魚は木の枝に刺して焼いている。 「目を覚まさなかったから死んだかと思ったけど…良かった…」 「あのっ…どれくらい?」 「俺が気付いて1日くらいだけど正直わかんない」 木の実を砕いて中の果汁を飲んでいく。俺にも手渡してくれて、飲んでゆけば喉が潤ってゆく。しばらく二人で身を寄り添っていたが、段々身体が熱くなり苦しくなってくる。 秘孔からも何か溢れ出てきて、体調が悪くなり漏らしてしまったのかと思ったが急に押し倒された。ギラついた目と荒い呼吸の青年が視界に入る。お腹の奥が青年を求めているのがわかり、おずおずと足を開いてゆく。 「ポメちゃんさん…」 「やっ…!!やっぱり駄目…」 身体は青年を求めていても、心が求めている人が違う。だが既に勃つ青年の物が擦りつけられ、先端が挿入された。 その瞬間ガッと鈍い音がして青年が倒れこんできそうになったが誰かが青年の頭を掴んで引き剥がして後に転がして俺を見下ろしていた。逆光で見えにくいが俺にはわかる…
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