俺はΩじゃありません

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「ポメちゃんのポンポン赤ちゃん出来る?」 「んー…そう言う事ですよね」 帰ってからベッドに押し倒されてお腹を撫でられている。今はまだ流石に出来てないだろうが、こんなにお腹が膨らむほど中に出されたんだから間違いないだろう。 あーどうしよ。番って事は結婚したみたいなもんだし両親に挨拶してもらう?いやでもこんな人見せられないよな…でもでもいつまでも一人だと思われてたらまた見合いの事言われるだろうし… 「ポメちゃんどした?悩み事??」 「いえあの…両親になんて言おうかと…」 「んぁ?聖に任せて会いに行こう!!」 部屋を飛び出しどこかへ向かった。会いに行こう!ってそんな簡単に言えるの凄いな…俺だったら緊張してなかなか言えないだろうな。いつかは会いに行くとは思うけど、流石にこんな簡単には無理だ。 しばらくして帰ってきて、タンスの引き出しから俺の私服を取り出して渡してきた。制服以外を着るのなんてパジャマ以来久しぶりすぎる。 白の半袖に黒のズボンというシンプルな私服。ファッションとか疎くてよくわからないし、でもダサいとか言われたくなくて無難そうなものを選んだ結果こうなった。見れば怜央さんも着替えていた。 体のラインがわかる黒の長袖に紺のズボンで、上にグレーのロングコートを着ていて初めての私服姿に目を奪われていた…
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