幸田先生の正体

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こんな幸田先生が好きな訳ない。 「幸田先生! やめてください! 警察を呼びますよ!」 あたしは、勇気を出して叫んだ。 幸田先生が、フッと嗤った。 「間に合うかな? 警察が」 幸田先生が、あたしの顔を両手でつかんだ。 ああ、襲われる! そう、あたしが思った瞬間、目の前を、何か小さな影が走った。 そして、近づけられた幸田先生の顔の頬がスパっと切れて、血が噴き出した。
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